from:高柳 渉
私が代表をしているスポーツクラブforLIFE日野の事業の一つにボール遊び教室という幼児向けのスポーツ教室があります。実は、この幼児クラスの指導を月に数回やることがあるんです。
年少から年長までのこどもたちが参加してくれているんですが、本当にかわいくて、自由で、「怪獣」という名がお似合いです。笑
そんなこどもたちとの関わりなんですが、関係が無いようでビジネスをしていく上で重要なことに気が付いたのであなたにシェアしていきたいと思います。
もしあなたが「リリースした商品やサービスが思うように売れない…。」「こんなに良いと思って商品を作ったのに全然売れなかった…。」と悩んでいるのであれば是非、読み進めてくださいね。
幼児クラスでの指導にて
指導を行う時は、事前に活動内容を決めています。例えば、最初に親子でキャッチボールをやって、次に的当てをやって、最後にあたり一面に散らかったボールを集める競争をやる。というように準備しています。
教室当日、元気なこどもたちが集まり、教室が始まります。私が「じゃあまずは、お母さん・お父さんと一緒にキャッチボールをやりましょう~♪」と伝え、こどもたちがそれぞれ好きなボールでキャッチボールを始めます。みんな自由にキャッチボールをやっています。
と思ったら、なんといきなり走り回る子が登場します。
頑張ってお母さんとサポートのスタッフがその子を捕まえると「僕はおにごっこがやりたいんだぁ~!!」と叫んでいました。私が「A君、キャッチボールやらなくていいの?」と聞くと、A君は「嫌だ!走りたい!」と譲りません。笑
まだウォーミングアップだったので私が「じゃあ、こっちの空いているスペースでママとコーチとおにごっこしていいよ。」と伝えると、素直に移動し、3人で楽しそうにおにごっこしていました。
普通だったら、無理やりキャッチボールをやらせていると思うのですが、「きっと、やらないだろうな。」と思ったので、スタッフにお願いしてA君がやりたいことをやらせてあげました。すると、次の活動からはみんなと一緒に協力して、頑張ってくれたんです。
このことがどうビジネスと関係しているかというと、「やりたいことをやらせてあげる」ということがポイントになるんです。
いらないものはいらない
説明すると、A君はキャッチボールよりもおにごっこがやりたかったのです。無理やりキャッチボールをやらせてもやりません。なぜなら、A君はキャッチボールがいらないからです。A君は、おにごっこが欲しいんです。A君に取り組んでもらいたかったらおにごっこをやってあげればいいんです。
これをビジネスに置き換えると、A君は商品①(キャッチボール)は買わない。でも、商品②(おにごっこ)は買いたい。のです。
そこで、A君に取り組んでもらいたい私は、A君が欲しがっていた(買いたい)おにごっこをやらせてあげました(売る)。つまり、お客さん(A君)が欲しがっていたモノを売ってあげたのです。
すると、見事にお客さんは買ってくれました(やってくれました)。
お客さんは、自分が欲しいと思っていない商品やサービスをこちらが用意しても買ってくれないんです。なぜなら、いらないものはいらないからです。理由はこんなにシンプルです。
もしあなたがそのままお客さんがいらない商品やサービスを売っていたら押し売りになってしまい、いつまで経っても売れないのです。商品やサービスが売れないということは、売上が上がらず、スタッフの給料やあなた自身のお給料が確保できなくなってしまい、事業を継続していくことがなかなか厳しくなってしまいます。
それを防ぐためには、お客さんが欲しがっている商品やサービスを用意して、販売すればいいのです。もちろん、実際には価格がいくらか?などと比較検討がありますが、お客さんが欲しいモノでないと比較検討もされないのです。
まずは、お客さんが欲しがっている商品やサービスを用意してあげましょう。そうすれば、お客さんがあなたのことを信用してくれ、A君のようにこちらの話を聞いてくれるようになったり、次の活動をやってくれたように、次の商品やサービスも買ってくれるようになりますよ?
是非、お試しください!
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