リモートスクールをテスト開催しました!

from:高柳 渉

 

こんにちは!高柳です。

 

新型コロナウイルスの影響でなかなか不自由な生活が続いていますね。

テレビやSNSでは、日々ネガティブな情報が発信されていることもあり(もちろん、正しい情報は大切です!)、少し疲れてきてしまったりもしています。

 

でも、そんなことを言っていても仕方がないので、この状況でも楽しく過ごせるように心がけています。気になっていたコーヒー屋さんの豆をオンラインで購入してみたり、以前から欲しかった本棚をDIYしてみたり、妻の家族や友だちとビデオ通話をしてみたりとワクワクする時間を作って過ごしています。

 

経営しているクラブは、コロナの影響をモロに受けています…。自社のスポーツ教室や業務委託で行なっていたスポーツ教室、自然体験を行うイベントなど全ての事業がストップしてしまいました。もちろん、全ての売上も失いました。

 

正直、かなりストレスも溜まり、イライラしてしまう時期もありました。この先どうなるか不安でもあります。

 

でも、このような状況は、みんな同じです。相手が目に見えない未知のウイルスであり、できないことはできない。今いる状況の中で、できることをやるしかないんですね。気持ちを切り替えて、新たなことに取り組むことにしました。

 

それは、今日あなたにシェアしようと思っているリモートスクールのことです!今回は、小学生向けに行ったスポーツ教室での事例をお伝えしたいと思います。

 

リモートスクールとは

リモートスクールとは、離れたスクール生とコーチをネット環境を活用して繋ぎ、スマホやパソコンの画面を通して、リアルタイムでレッスンを行うスクールです。(ZOOMというアプリを使いました。)

 

今回僕のクラブでは、リモートスクールを小学生向けに4回(1回40分程度)テスト開催しました。最初の1~2回は、こどもたちと保護者の方に設定や操作、カメラの位置などを調整してもらうことに時間が掛かってしまい、実際にこどもたちとレッスンができた時間は、20分程でした。

 

しかし、3回目以降は、操作にも慣れていただいたようですぐにレッスンを行うことができました!

 

リモートスクールを開催して感じたこと

リモートスクールをテスト開催して一番感じたことは、お客さん(こどもたちや保護者)との「関係性」が重要ということです!

 

どういうことか説明しますね!

コーチ側からすると、生徒のこどもたちがどんな性格な子でどのくらい運動ができて、一人ひとりどんな声掛けをしたいいのかがわかっていた方が良いコミュニケーションが取れます。

 

そして、生徒側のこどもたちもいつも教わっているコーチに教えてもらえることは、安心して取り組めているようです。

 

どうしてもリモートやオンラインでは、コーチ・生徒の両方に少なからず、手間が掛かったり、違和感を感じています。でも、その違和感をコーチと生徒が普段から築いてきた信頼関係が補ってくれるのです。

 

リモートスクールを成立させるためには、こどもたちや保護者の方と普段から信頼関係を築いておくことが重要だと思いました!

 

まとめ

<リモートスクールの優れている点>

・自宅でレッスンを受けることができる。

今回のコロナウイルスの影響のように外出ができなくても自宅で運動ができることや遠方からでも参加できるというのは大きなメリットだと思います。それに加え、スクール会場への移動時間が掛からないというメリットもあります。例えば、他の習い事をしているから忙しいやまだ一人でスクールへ行かせることが心配で送り迎えしなければいけないなどということが解決することができます。

 

・狭いスペースでも運動ができ、リフレッシュできる。

今回のように外出自粛が続くと子どもも大人も少なからずストレスが溜まります。そんな中、少しでも運動を取り入れるだけで気分転換にもなるでしょう。

 

・すぐに導入することができ、操作も簡単。

今回は、ZOOMというアプリを活用しています。ZOOMの使い方さえ慣れてしまえば、すぐに導入できてしまうと思います。僕たちもスタッフで2回使い方やカメラアングル、レッスン内容など調整したり、検討して、会員さんに向けたテスト開催という流れでした。スタッフ間の確認だけであれば数時間でできてしまうと思います。

 

・自宅なので親子や兄弟も参加できる。

これは意外だったんですが、スクール生に加え、弟や妹、中には、保護者の方も一緒に運動していました!僕らは、室内がカメラで映るの嫌かな?などと心配していたんですが、家族みんなで楽しんでいただいたようです!自宅で行なうリモートスクールの良さですね。

 

<リモートスクールの弱点>

・直接会うことができず、個別のコミュニケーションが取れない。

リモートスクールの一番の弱点は、これだと思います。お互いの人柄が知れないというのはお互いに不安です。だからこそ、「関係性」が重要になります!

 

・ネット環境やスマホ・パソコンが必須になる。

もちろんですが、ネット環境やスマホ・パソコンは必ず必要になります。また、電波が悪いとかなり影響を受けてしまいます。レッスンの進行や生徒の動きがカクカクになってしまい指導ができなくなってしまいます。今回、4回テスト開催しましたが、1度だけ電波が悪い日がありました。各家庭のネット環境にもよりますが、事前に今回のようなことが起こることも理解してもらった方がいいと思います。

 

・できるレッスン内容が限られる。

今回は、外出自粛ということもあり、コーチや生徒ともに室内で行いました。リビングやこども部屋などで取り組んでいたため、あまり大きな移動を伴う運動はできませんでした。そのため、狭いスペースでも運動量が確保できる内容を用意する必要があると思います。また、用具が必要になるなら事前にお伝えしましょう。例えば、障害物になる物(ペットボトルやマーカー)・ボール(小さくても、柔らくてもOK)などとお伝えしておくととても親切だと思います。

 

・細かい指導ができない。

画面越しの指導となってしまうため、ボールを足のどこでタッチしているのか?などが分かりづらいです。例えば、インサイド(足の内側)のかかと側・つま先側どこでボールをタッチしているのかが見えづらいです。さらに、画面で動くがカクカクしてしまうと、どんな風に動いたのかわかりません。見本を見せる時は、口頭でも分かりやすく説明して、カメラに背を向けて、生徒の向きでやってあげた方がいいでしょう。また、生徒の動きが分からなかったら「もう一回やってくれるかな?」と声掛けをしてあげましょう。

 

・こどもの場合、保護者の方のサポートが必要になる。

アプリのダウンロードや設定、スマホやパソコンを使うため、保護者の方に協力していただく必要があります。慣れてくればこどもたちだけでも、準備できるかもしれませんが、少なくとも最初の数回は、サポートが必要になると思います。また、平日の夕方に1回テスト開催したところ、多くの保護者の方がお仕事から帰宅できず、参加できませんでした。そのため、その後は、土日の午前中に開催することにしました。保護者の方が家にいる・まだ出かける時間ではない時間帯を選ぶ必要がありそうです。

 

以上のようにまとめてみました。やはりリアルなスクール・リモートスクールどちらも優れた点と弱点があります。

 

あなたも今回の新型コロナウイルスの影響でリモートスクールのような形式でサービスの提供を考えていたかもしれませんね。スポーツ教室のリモート化自体は、お伝えしたようにそこまで難しくないと思います。

 

最も重要なことは、「なぜリモートスクールをやるのか?」ということだと思います。正直、オンラインを活用したサービスは、世の中にたくさんあります。きっとあなたのお客さんも何かしらのオンラインサービスを利用しているでしょう。

 

そんな数あるオンラインサービスの中でお客さんが「なぜあなたのサービスを買う必要があるのか?」をしっかりとお伝えできないとあなたのお客さんにも選んでもらえません。

 

ただリモート化するだけでなく、ぜひ「なぜあなたのサービスを買う必要があるのか?」という問いも考えてみてくださいね。

 

それでは、この困難な状況を皆さんや家族、友人などと協力して乗り越えましょう!

長くなってしまいましたが、ありがとうございました!