from:高柳 渉
高柳です。
以前メルマガでは、お伝えしたんですが、先日5月14日に私の母校である大学で特別講師として、講義をさせていただきました。
実は、私は大学院を出ていて、スポーツ法学という分野を専攻していました。
スポーツ法学とは、そのままでスポーツに関する法律や権利などを学ぶ学問です。
院生の頃にお世話になった師匠である教授にスポーツクラブを立ち上げてから毎年年に一回外部講師として、講義を担当しています。
大学の授業なので、90分間話し続けます。
毎回かなり念入りに準備をして、講義に望んでいます。笑
今年は、緊急事態宣言下ではありましたが、大学は対面授業に踏み切ったため、実際に大学の教壇に立って講義を行うことができました。
今回の講義のテーマは、
「地域スポーツクラブの役割と地域に与える影響」
でした。
総合型地域スポーツクラブを運営して、5年目。今まで実践してきたことや成果を発表させていただきました。
今回、私が行った講義の内容でこれから事業を始める人や自分の商品やサービスを売っている人に参考になると思うことがあったので講義の内容とともにお伝えしていきたいと思います。
自分たちの役割
私は、講義の中で地域スポーツクラブの役割について解説しました。
地域スポーツクラブの役割って普通は「地域の人々にスポーツ機会を提供すること」だと考える人が多いと思います。
でも「地域の人々にスポーツ機会を提供すること」だけなら、別に地域スポーツクラブでなくても、スポーツ少年少女団やサークル的なグループが自主的にやっています。
地域スポーツクラブがそのような所と同じことをやっていて本当に存在価値があるのか?と私は正直、疑問に思います。もちろん、地域の人たちにスポーツ機会は提供します。
でも、それだけでは、地域スポーツクラブのような公の団体は本当の役割を果たせていないと思うのです。
そこで私が講義で、地域スポーツクラブの役割は、地域の人々にスポーツ機会を提供するだけでなく、
「地域が抱える課題を発見して、解決すること」
とお伝えしました。つまり、
【「地域」というお客さんの困っていることや悩んでいることを理解して、自分たちにできること(商品やサービス)で解決してあげる】
ということです。
私たちは今までクラブの活動を通して、「地域」をお客さんと捉えて、課題を見つけて、解決できるように活動してきました。
でも、これってビジネスの本来のあり方だということに気が付きましたか?
今回、講義のテーマが「地域」だったので、相手(お客さん)が地域と設定しましたが、この相手を変えるだけで、あなたのビジネスにも応用することができます。
あなたのお客さんとなる人は、どんな人物でしょうか?
お客さんは、自分の課題(困っていることや悩んでいること)を解決するために商品やサービスを購入します。
なので、あなたのお客さんが決まれば、その人の課題を発見してあげて、解決できる商品やサービスを提案してあげればいいのです。
これって私たちが地域でやっていたこととほぼ同じです。
お客さん(個人・企業・子ども・大人など)の課題を発見して、自分のできること(商品やサービス)で解決してあげる。
これが私たち売り手がやるべきことです。
だからこそ、「誰のために力になるのか?」ということを真剣に向き合わなければいけません。
なぜなら、相手(お客さん)が決まらなければ課題も見つからず、売るモノも決められないからです。お客さんも決まらず、売るモノも決まらなければビジネスは成立しません。
【あなたは「誰のために」力になりますか?】
ということを考えてみてください!
それでは、今日も最後までありがとうございました。
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