from:高柳 渉
早速ですが、「パラレルキャリア」って知っていますか?
もしかしたら、知っている方も聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
実は、この「パラレルキャリア」が起業・複業(副業)したい方にとって、重要なキーワードになるかもしれません。
知らない方は是非、今日覚えていってください!
知っている方も学び直してみてください!
パラレルキャリアとは
有名な経済学者P.F.ドラッガーが「明日を支配するもの」などで紹介している生き方の一つです。
それぞれの英単語を調べると、
・パラレル(parallel)には、平行・並行・並列
・キャリア(career)には、経歴・積み重ねた実地の経験
などという意味を持ちます。また、
「パラレルキャリア(第二の仕事)、すなわちもう一つの世界を持つことである。」(「明日を支配するもの」より引用)
とも述べられています。
つまり、「パラレルキャリア」とは、現在の仕事(本業)を続けながら他の仕事をしたり、社会と関わりを持つ活動を行うことなのです。
例えば、
・会社員として働きながら、休日を利用して、スポーツ教室を開催する。
・趣味のトレーニングを活かして、隙間時間にパーソナルトレーナーとしてトレーニングを教える。
・パートをしながら家事や子育ての経験を活かして、ベビーシッターや家事代行をやる。
・在宅ワーカーとして働きながら、こどもの学校のPTA役員として、積極的に活動する。
などなど、本当に様々なキャリアの築き方があります。
気付いたかもしれませんが、必ずしも報酬を得ることを目的にしているわけではありません。
もちろん、収入を得るもう一つの仕事として活動する人もいれば、今の仕事で収入は十分だからボランティアとして活動する人もいます。
人それぞれ、自分が好きなこと・やりたいこと・満足できること・今までの経験が活きることなど本業とは異なる「もう一つの世界」を持つのです。
複数の世界に身を置く
正直にお伝えすると、私は「パラレルキャリア」という言葉は、何となく聞いたことあるぐらいの知識でした。今年に入って、「パラレルキャリア」について勉強し始めました。まだまだ勉強中です。
そして、「自分ってパラレルキャリアという生き方・働き方をしていたんだな!」と認識をしました。
私は、約4年前の2017年に起業しました。
介護ヘルパーとサッカー指導者として働きながら、サッカースクールを立ち上げました。その活動が拡がって、親子スポーツイベントを開催したり、地域の社会教育団体のスポーツ教室を担当したり、地域活動に参加していくようになりました。
今でも、介護ヘルパー・スポーツ教室の運営・スポーツ指導・地域活動への参加など複数の「世界」を持っています。
その経験があったことでこのようにコンサルタントとして、自分のスキル・知識・経験をお伝えすることが出来ています。
パラレルキャリアを始める条件
パラレルキャリアというのは、その人の可能性を最大限活かせる生き方・働き方だと私は思います。今働きながらでも今後、起業・複業(副業)に興味のある方にオススメします!
でも、パラレルキャリアを始めるには、注意が必要です。それは、P.F.ドラッガーが
「しかし、第二の人生をもつには、一つだけ条件がある。本格的に踏み切るはるか前から、助走していなければならない。」(「明日を支配するもの」より引用)
と述べています。
これは、私の解釈も含まれますが、簡単には成功しないからしっかりと事前に準備して、失敗と成功を繰り返して、パラレルキャリアの実現を目指すことを伝えているのだと思います。
確かに一つ起業・複業(副業)を例に取れば、必ずしも上手くいく保証はありませんし、すぐに軌道に乗るわけでもありません。
だから「はるか前から、助走していなければならない。」とP.F.ドラッガーは忠告しているのでしょう。
あなたも「パラレルキャリア」というキャリアの築き方や生き方に興味があれば、早めに準備することをオススメします!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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